あっという間に涼しい秋の空気になってしまいました。
少し間が空いてしまいましたがお教室、元気にレッスンしています。
今日は先日前編をお送りしたヴァイオリンスタートに必要なもの、後編をお送りしたいと思います。
前回は楽器一式を揃えるところまでのお話しでしたが、今回は楽器以外に揃えていくもの、メンテナンスなどを中心にお話ししていきたいと思います。
まず楽器以外に必要なものとして代表的なものは
・譜面台
・教材
・替え弦
このようなところでしょうか。
譜面台は楽譜や教材を見ながら演奏するために使います。
組み立ててお部屋で使うもの、携帯も出来る折りたたみのものがあり、色や種類も豊富です。

レッスン室には組み立て式のものを2本使っています。
教材も沢山の種類があります。
色々な要素が1冊になったもの、音階だけの教本、練習曲集…
教材は先生によってかなり選び方が違います。
篠崎やスズキなど、ひとつの教材を一貫して使用する場合もありますが、お教室ではなるべく生徒さんの思考の組み立て方にはまる教材を見極めて進めていけるよう心がけています。 ですので色々な教材をカスタムすることもありますし、シリーズの教材を続けて使用していく場合もあります。
譜読みに強くなりたい!という場合はヴァイオリンだけでなく、リズム打ちやクレ読み(音符読み)といったソルフェージュの教材を使うこともあります。
3つ目の替え弦は使用している楽器の弦が切れてしまった時のスペア。
E/A/D/Gなるべくひと揃い用意出来ていると理想です。
弦楽器を扱う楽器店で購入ができますが、通販をしている工房・楽器店などでも購入できます。

これはトマスティーク社のドミナントという種類の弦です。
ヴァイオリンではかなりメジャーな弦。violinの文字の横に線の種類が書いてあります。
弦はサイズごとに使える種類も変わってきますので都度確認が必要です。
分からない場合は先生に
・現在使用しているメーカー
・楽器のサイズ こちらを聞いて、楽器店の方にお伝えするとスムーズに購入できると思います。
まず購入するものの大きなところはこの辺りでしょうか。
始めた後のことも、少しだけ。
楽器はメンテナンスが必要になってきます。弦も弓の毛も消耗品のため、定期的に張り替えが必要です。
目安としては最低でも1年に1回、しっかり弾き込まれる方は半年〜3ヶ月に1回。
お教室では発表会前に出していただくことが多いです。 (ちなみに演奏活動をしていると概ね2ヶ月くらいで寿命がやってきます。)
さて、ここまで実際に必要なものなどを挙げてきましたが、何よりもヴァイオリンを始めるために大切なのはどれだけ楽器を触ってあげられるか、です。
決して長い時間でなくていいと思います。なるべく毎日、少しずつ触れる時間を作ってあげることでレッスンでの収穫を自分のものにでき、新たな発見に出会えることもあります。
楽しそうだな、と始めたものがもっともっと楽しくなっていくきっかけが楽器と自分とのふれあいの時間に詰まっていると私は思います。
そんな素敵な楽器との、音楽との時間を過ごしていただくために、もっともっといいレッスンを目指して、私も日々勉強していこうと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
みなさんも、是非ヴァイオリンと一緒に素敵な時間を過ごしてくださいね。
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