お彼岸の連休に入りました。中山もお参りの方をいつもより多く見かけます。
今日は生徒さんの楽器の選定に同行しました。そちらのレポートも兼ねて、ヴァイオリンのスタートに必要なものということで今回は楽器の購入についてお話ししていきたいと思います。
まず楽器を弾くために揃えなくてはならないのが
・楽器本体
・弓
・松脂
・肩当て
・楽器ケース
主にこの5つになります。
松脂は弓の毛に塗布して摩擦力を高めるためのものです。
肩当ては楽器本体に装着し、演奏時の安定感を高めます(演奏される方の骨格などにもよりますが無い方が安定する方は必要のない場合もあります。)
楽器選びの時に大切なポイントはいくつかあるのですが、まずは楽器のサイズをしっかり見極めてあげること。
これも骨格や体格にもよりますが身長が145cm以上になると4/4(フルサイズ) と言われる楽器を持ちます。
それより身長が小さい場合は分数バイオリンを使用します。
3/4から小さいものは1/16のほぼ手のひらサイズまで(!)
今日の生徒さんは1/16→1/10への買い替えです。
サイズがひとつ上がると響きも音量もグッと幅が広がります。
どの楽器にするかは実際に弾いてもらって大きさや音色を一緒に確かめます。
同じメーカーで工場製作のものでも、貼ってある弦や楽器そのものに個性があるので弾き心地がひとつずつ違います。
この楽器を選んでいく工程、意外とすぐ、しかも楽器がこちらを選んでくれるような時があります。
この話は後日また詳しく…
この試奏を終えて楽器を選んだら選定はおおむね終了。
分数楽器や、フルサイズの入門セットの購入の場合は楽器店さんがケース、松脂、肩当てをセットにしてご案内してくださることがほとんどです。
フルサイズの場合は別途弓を選んだり、好みのケースを購入したりという形になる場合もあります。
ヴァイオリン、実は本来は楽器本体や弓も初めからセットではなく、全て個別に購入していくものなのです。
ですので弓だけ、楽器だけ、という購入も可能です。
ちなみに私のケースはひよこ色です。
そして楽器や弓にどんな種類があるのか、どれがいい楽器なの?ということも、気になる部分ですね。
これも話すと長くなってしまいそうなのでまた別の回に。
いかがでしたでしょうか?
楽器と弓以外にも様々な備品が必要になってきます。
また、何より楽器の選定には楽器の癖や個性を見極めてくれる耳と技術が必要になります。
ご購入を検討される際は必ず師事している先生やレッスンを受講する予定の先生に相談して下さいね。
次の後編は楽器以外に必要なもの、前もって検討しておくことなどについてお話ししたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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